身近なところで名言を採集する。

あなたはカタルタをめくるとき、始めに一文を据えているだろうか。これを抜かす人が時々いらっしゃる。一寸待ってほしい。めくる前に一呼吸置いてほしいのだ。カタルタワードには、文頭で使えるものもあるが、いきなり文頭に現れても対処に困るワードが混在している。カタルタとはそういうものなのだ。しかし、このランダムさはたったの一手で手なずけられる。それが、始めに一文を据えることだ。

カタルタをうまく使おう、うまく戯れようと思えば、最初に意味の流れが必要となる。それは一文でなくとも、二文でも三文でもよい。そこに一定の意味の流れがあればよい。続く展開がカタルタによって示されれば一気に思考が流れ出す、そんなお膳立てができたら、カタルタ体験はきっとうまくいく。

そこで、名言の出番である。

今日の本題。なんども反芻するに値する名言を、身近な友人、知人たちの口から出たフレーズの中に探し、ここに採集していこうと思う。

当ブログにはラボのカテゴリを用意していたが、長らく更新していなかった。せっかくカテゴリとして設定するなら、シェアする価値があるものがよい。加えて、私自身の関心が長持ちするものが望ましい。続けることで見えてくるものがあるからだ。カタルタで生み出される体験の中で、もっとも尊い類いのものの一つが、宿りし力の再発見だと思うのだが、よき始まりの一文もまた、身近な暮らしの中に身を潜めているに違いない。そう直感している。