初心に立ち返るための5冊を選ぶなら。


おかげさまでカタルタは先日、6周年を迎えました。去年は周年イベントを開催しましたが、今年は静かに過ごしました。そうすることに明白な理由があるわけではないのですが、この猛暑のせいでしょうか、静かに過ごすのが自然に思えたのです。もちろんその間、何もしていなかったわけではありません。これまでの記憶をたどり、支えてくださった人々やカタルタを買ってくださった方々へ感謝するとともに、何を贈ることができるのか考えていました。


うがった見方をすれば、このツールが提供しているのは「考えるきっかけ」とも言えるものですし、それを面白がる人たちというのは、「考えることが好きだ」という自覚があるものと僕は受け止めています。ですから、考えることを触発する素材であるとか、燃料になるようなものをお贈りすることはできないか、そう考えました。


思いついたのは、カタルタを作る前や作っている最中に読んでいた本を紹介することです。向こう1週間〜10日ほどの間に、まず5冊の本を読み返そうと思います。

そうすることで初心に立ち返り、
・大元にあった関心を見つめ直すことができるのではないか。
・関心を分かち合えるかもしれない方々に対し、心から面白いと思えることを率直に語ることができるのではないか。
・背景を知っていただくことで、お手元のカタルタで生まれる体験が味わいを増すのではないか。

などと期待しているのです。

さて、ご紹介するのはこの5冊です。

シンプリシティの法則(ジョン・マエダ)
別役実のコント教室(別役実)
日本人の論理構造(板坂元)
知の編集術(松岡正剛)
わたしの外国語学習法(ロンブ・カトー)


初心に立ち返るといってもどこまで話をさかのぼるかというのは切り口次第ですし、中々難しいところがありますが、今回はカタルタへの影響をはっきりと語れる本を選びました。 どれもタイトルが想像させる以上の面白さがありました。
残念ながら当記事は、リストをご紹介するところまでです。読了後に、またこちらで内容をご紹介するのが楽しみでなりません。